工場のお客様を訪問してきました。工場内の休憩室で貴重品やタバコ(加熱式タバコの充電器やスティック一式も)が盗難に遭うということで相談を受けました。この工場の休憩室は防犯カメラのビデオレコーダを設置している場所から遠く、また休憩室には有線の社内ネットワークも引いていないとのことなので防犯カメラの取付けは工事代が結構掛かりそうだね、と工場長はぼやいていました。

他の工場のお客様からも休憩室や更衣室では財布から現金が抜き取られたり貴重品が盗まれるとよく聞きます。更衣室内のロッカー周辺をカメラで映すのは着替えの場面も映ってしまうので出入口を映すカメラが普通です。
ゴルフ場やサウナ、スパ、日帰り温泉の各施設では更衣室の入る前にある貴重品ロッカーを映すカメラを取付けることが多いです。ひところ貴重品ロッカーに保管してあるクレジットカードの暗証番号がスキマーと言う読みとり装置で情報が抜き取られる、財布が盗まれる事件が多発していました。
ビデオレコーダを設置している場所から遠い場合、SDカードに映像を保存する防犯カメラを検討できます。無線LANで映像を送るカメラもありますがこの工場はビデオレコーダまで100m以上もありますし途中にある工場設備が電波の障害となります。電波は屋外を飛びますので豪雨のときなどは映像も乱れてしまいます。
SDカードに映像を保存する防犯カメラはSDカードを内蔵するタイプと、カメラは一般的な防犯カメラを取付けてその部屋の中でハガキ位の大きさのSDカードレコーダをテーブルに置いたり壁に取付けて、カメラまで配線する方法があります。
SDカードを内蔵しているカメラ 東邦技研製 TH-RW2201SD
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SDカード方式のデメリットは録画期間が最大でも1週間から10日間位と短い、SDカードの寿命が短い点にあります。スマホやデジカメもSDカードを内蔵して映像を記録していますがSDカードへの書込み動作が写真や動画を撮った時だけです。防犯カメラのSDカードへの記録は24時間常にカードに書き込みをしているので寿命は1年位です。カードも業務用ですと容量256GB(ギガバイト)で10,000円前後です。毎年交換すると5年間で5万円になります。ハードディスクより高くなってしまいます。
SDカードレコーダ 東邦技研製 TH-SDR2001 カメラ1台用
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また、カメラに内蔵しているタイプだとSDカードを取り出す作業でうっかりカメラの向きを変えてしまったりすることもあります。その他、SDカードを取外したり交換している最中は録画をしません。
休憩室や更衣室のカメラの映像を事務所のモニターに表示する、録画映像の管理が不適切だと個人情報保護法やプライバシーに関する法律に抵触する恐れがあります。法人向けのビデオレコーダにはライブ映像は表示しないが録画して再生できる機種があります。ぜひご相談ください。また、社内でビデオレコーダの操作は管理者しかできないなどを取り決め、運用規程を用意しましょう。
ビデオレコーダや近くのネットワークスイッチまでカメラの配線できる場合、法人向けのビデオレコーダは上述した「映像は表示しないが録画する機能」を利用できます。「カバート」という機能です。再生するときだけ映像が表示されます。
各種法律の遵守、盗難が発生していることへの対応しなければなりません。大変ですがやらなければなりませんね。
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